下諏訪でボートサミット 町全体で盛り上げ

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制作した歓迎のぼり旗を掲げる下諏訪南小学校6年生

第36回ボートサミットinしもすわ・第32回全国市町村交流レガッタ下諏訪大会(全国ボート場所在市町村協議会主催)が29日から3日間、下諏訪町を中心に開催される。サミットと大会の同時開催は初めてで、全国30市町村から関係者930人余が訪れる。同町は今年度迎えた町制施行130周年の目玉事業と位置付け、町全体で盛り立てる。

同協議会は全国の競漕施設がある32市町村で構成。ボート競技の普及や該当市町村の交流、地域振興などを目的にサミットと大会を持ち回りで開いている。同町でのサミットは1990年、大会は2009年以来。09年は全国24市町村から111クルー、総勢約870人が集まった。

サミットは29日に諏訪市の旅館「浜の湯」で開催。27市町村の首長をはじめとした関係者が集まり、協議会の事業報告や日本ローイング協会による基調講演などを行った後、交流会が開かれる。

大会は同町の下諏訪ローイングパークで開き、30日に予選、10月1日に決勝を行う。競技はすべて舵手1人と漕手4人の「ナックルフォア」500メートルで実施。26市町村から市民クルーの111チームが参加し、性別や漕手の合計年齢などで区分した全6部門で順位を争う。同町からは各部門2クルーが出場する。

また、大会開催の2日間、近くの赤砂崎公園多目的広場には、物産・飲食ブースを設置する。参加市町村の特産品やボート用品などが並ぶほか、さまざまな軽食や飲み物の販売店が出店。時間は両日とも午前10時~午後3時。

町などでつくる同実行委では、子どもたちに町の一大イベントに携わってもらおうと、32市町村の歓迎のぼり旗の制作を町内の小中高校に依頼。各校で児童、生徒らが担当する市町村にちなんだデザインののぼり旗を作った。のぼり旗は会場で掲げ、全日程終了後に各市町村に贈る。

宮坂徹町長は「大会を成功させるとともに、全国の人に下諏訪の自然や観光に親しんでもらい、また訪れたいと思ってほしい」と期待。町代表として出場する諏訪娘マミーズの久保田和美さん(58)=同町北高木=は「前回の下諏訪大会に出場してとても感動したことを思い出す。ぜひ決勝進出できるよう頑張りたい」と話している。

競技会場付近の道路は30日午前9時~午後5時、10月1日午前7時~午後3時の間、車両通行止めとなる。詳しくは町ホームページへ。

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