高校生、若手社員と交流 #推しごとライブ

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若手社員らから仕事のやりがいなどを聞く高校生ら

上伊那広域連合は9月30日、高校生を対象にした初のキャリア教育イベント「#推しごとライブ」を南箕輪村の県南信工科短期大学校で開いた。参加者39人が、地元で働く若手社員らから、仕事のやりがいや社会人生活などについて聞き、将来の職業選択の参考にした。

若手社会人との交流を通じて上伊那地域の企業・団体の仕事を知り、キャリアデザインを描いてもらおうと企画。企業での人材不足が深刻化する中、将来的な古里での就職につなげる狙いもある。

若手社員と高校生が懇談するキャリアトークコーナーと、企業が持つ技術を使った製品作りの体験コーナーを用意。トークコーナーには、製造業や建設業、福祉関係など約20の企業・団体から、さまざまな職種の若手社員が参加。六つのグループに分かれて、高校生たちと懇談した。

生徒たちは職業を選んだ理由ややりがい、高校時代に力を入れたことなどを質問。仕事のやりがいについて「相手に喜んでもらえること」などと応じ、進路が定まっていないとの悩みに対し「焦らずに、やりたいことをその都度見つけていけばよい」などとアドバイスする姿も見られた。

体験コーナーでは、高校生たちは専用液に紫外線を当てて固めることでプラスチックの一種を作ったり、木材家屋の骨組みを作ったりし、楽しみながら製品が出来上がる工程や技術に理解を深めた。

さくら国際高校伊那キャンパス2年の生徒(16)は「いろいろな世界を知ることができて良かった。皆さん、やりがいを感じて働いていることが伝わってきた。自分も、楽しく働ける仕事がしたい」と意欲を見せた。

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