未来のスター疾走 富士見でMTB大会

起伏に富んだ林間のコースへと駆け出していく選手たち
自転車競技のマウンテンバイク(MTB)で五輪4大会に出場した山本幸平さん(38)=松本市=がプロデュースするMTBの大会「RAINBOW CUP(レインボーカップ)」が9月30日と10月1日、富士見町の富士見パノラマリゾートで開かれている。2日間で全国の子どもから大人まで述べ約140人がエントリー。林間に設置された起伏の多いコースでタイムを競ったり、2時間耐久レースを繰り広げたりしている。
長年MTBの第一人者として活躍した山本さんが、後進の育成や強化、競技の普及につなげたいと昨年創設した。大会名は未来のスター選手輩出を願い、MTBの世界チャンピオンに与えられるジャージの虹色にちなんでいる。
3回目となる今大会は、小学校低学年、高学年、中学生以上、初心者、未就園児などクラス別に計10種目を用意。初日に行われた1キロのコースを3周回って競う小学校低学年のレースでは、号砲とともに勢いよく駆け出した子どもたちが、土煙を上げながら坂を疾走した。
優勝した小学3年の児童(9)=東京都=は「後ろから来ているのが分かって不安だったけれど、優勝できてうれしい」と息を弾ませていた。山本さんは「他の競技と比べると、まだまだ盛り上がれると思う。家族でも参加できるので、ふらっと立ち寄れるお祭りとして浸透していったら」と期待した。
1日は飛び入り参加できる未就園児のレースもある。