高島城の木管 県立歴史館「城と城下町」展

LINEで送る
Pocket

高島城から発掘された木管や陶器も紹介している県立歴史館の企画展

高島城から発掘された木管や陶器も紹介している県立歴史館の企画展

県立歴史館(千曲市)で、「信濃国の城と城下町」展が開かれている。近世の城と城下町10カ所を取り上げ、出土品の数々で城と城下の人々の暮らしを描き出す冬季企画展。3年にわたって県埋蔵文化センター、市町村教育委員会とともに共同研究してきた成果で、諏訪地域では高島城から出土した木管などを展示している。

高島城の木管は城内に温泉を引くためで本丸東側の地中から見つかった。パネル写真で配湯に使われた可能性のある石升や、慶応4(1868)年に城内外に温泉があったことを示す市有形文化財の絵図も紹介。温泉の町ならではの城と解説している。

松本や高遠など十カ所、いずれの城もそれぞれに興味深い時代、テーマを一つだけ選んで展示しているため、歴史館では「ぜひ実際の城を見に行ってほしい」と、各城の概要をまとめたパンフレットを配布している。

また、松本、上田、小諸、沼田(群馬県)、甲府(山梨県)、駿府(静岡県)の各城で出土した金箔で飾られた瓦についても紹介。いずれも天下統一後の豊臣家に結びつきの強い大名が入城しており、徳川領の関東を包囲する形で金箔瓦の城を配置したとする説があるという。

笹本正治館長は「(当時の人々が)いかなる生活をしていたのかイメージする力が試される展示。見るたびに面白い」と展示の魅力を語る。

2月28日まで。午前9時~午後4時(入館は3時30分まで)。休館日は毎週月曜(1月9日は開館)、祝日の翌日(2月12日は開館)、12月26日~1月3日。一般300円、大学生150円、高校生以下無料。

問い合わせは県立歴史館(電話026・274・2000)へ。

おすすめ情報

PAGE TOP