高遠小、遊具お披露目 統合開校40周年で設置

LINEで送る
Pocket

統合開校40周年を記念して設置された遊具で遊ぶ児童ら

今年統合開校40周年を迎える伊那市高遠町の高遠小学校は、記念事業の一環で同校敷地内に遊具を設置した。びょうぶのようなうねりのある外観で、児童が壁状の部分に手足を掛けて上り下りして遊べる構造。3日にお披露目があり、子どもたちは真新しい遊具でどんな遊び方ができるかチャレンジしていた。

40周年記念のため同校PTAを主体とした実行委員会を組織し、式典を11月11日に予定するなど準備を進めている。遊具の設置は、同校入り口近くにあって来校者らが目にすることの多い低学年広場に、子どもたちが楽しめるものをつくろうと計画した。

遊具の種類は実行委が考えたほか、6年生を中心に児童の声も取り入れて決定。クモの巣や岩場をイメージした壁状部分をつなげたデザインで、各部に設けられたホールドや穴に子どもたちが手足を掛けて縦横に移動できる。

費用は約200万円。同校校区の住民、高遠町地区の商店や企業から寄せられた寄付、PTAの支援、児童によるアルミ缶回収で賄った。

遊具は供用初日から児童に好評で「面白い」「難しいけど楽しい」などの声が聞かれた。同校は「協力してくれた地域の方々に感謝。子どもたちがとても楽しく遊んでいて、高遠小の新しい顔ができた」と話していた。

同校の系譜は旧高遠藩の藩校進徳館にさかのぼる。明治時代以降の変遷を経て、1947(昭和22)年に高遠小と河南小の2校にまとまり、さらに84(昭和59)年に現在の高遠小に統合した。

おすすめ情報

PAGE TOP