赤そばの里をPR 箕輪西小児童が”ガイド”

見頃を迎えた赤そばの花で、観光客にお薦めスポットなどを紹介する箕輪西小5年生
赤そばの花が見頃を迎えた箕輪町上古田のほ場「赤そばの里」で、地元の箕輪西小学校5年生16人が期間限定の”観光ガイド”として活躍している。観光客にはつらつと対応し、お薦め撮影スポットを案内したり赤そばについて説明したり。観光客に気持ち良く過ごしてもらい、大好きな里にまた来てほしい―と、張り切って取り組んでいる。
赤そばの里は町を代表する観光名所。5年生は、古里を一層盛り上げたいと、2年前に赤そばの里の魅力を伝える取り組みを開始。里を管理する住民グループ「古田の里赤そばの会」に協力してもらい、案内看板を設置するなど多彩な活動を展開してきた。活動3年目の今年度は、ほ場の草取りに協力し、そばの歴史や食文化を紹介するパンフレットを作製。”ガイド”を担うのは3日間の予定だ。
3日昼には、来場した大勢の観光客に積極的に声掛け。約4.2ヘクタールの広大な畑一面を桃色に染める花風景に息をのむ人たちに、自分たちのお薦めスポットも紹介。パンフレットを配って赤そばの歴史を伝えたり、記念写真を撮るサービスをしたり。埼玉県の70代女性は、パンフレットを手に「よく調べていて、素晴らしい。眺めも良いし、かわいらしいガイドさんもいて、すてきなところですね」と笑みを浮かべた。
「相手に分かりやすく説明するように心掛けた」という児童は「たくさんの人といろいろ話せて、楽しかった。また来てほしいな」と願った。同会の押野光会長(72)は、「にぎやかになるし、お客さんに喜んでもらえて、ありがたい」と感謝。
この日は同校4年生が手作りしたポップコーンを販売し、好評を得ていた。5年生は4日も里に足を運び、今季の活動を締めくくる予定。