世界規模の大会で優勝 ダンスチームレリアン

米国のダンス大会で優勝し、表敬訪問した伊那北高2年の細江優月さん(左)
7月に米国で開催された世界規模のダンス大会「ショーストッパーファイナル」のジャズ部門で優勝し、シニア(15~19歳)部門でも最優秀賞を獲得した南信地域の高校生4人でつくるダンスチーム「レリアン」が4日、県庁を訪ね、阿部守一知事を表敬訪問した。メンバーで伊那北高2年の細江優月さん(16)=下伊那郡松川町=は「4人で優勝に向けて高め合ってきたので、優勝できてうれしい」と語った。
レリアンは、飯田下伊那地域で活動する同町のダンス団体「LOP Dance Company」に所属。県内で開催された別の大会に出場するため、幼少期から共に練習を重ねてきた4人で昨年5月に結成し、2月に開催された予選大会で準優勝して同大会に出場した。チーム名のレリアンはフランス語で「つながり」を意味するといい、大会ではつながりや絆をテーマに、側宙などアクロバットな演技を取り入れたキレのあるダンスを披露した。
チームリーダーの村澤依優さん(17)は優勝当時の様子について、「英語で名前を呼ばれたのですぐ反応できず驚きましたが、トロフィーを受け取りみんなで喜びを実感し合った」と振り返った。大会を終えてチームは解散し、メンバーはそれぞれの夢や目標に向けて歩むといい、細江さんは「ダンスを通して関わった人に感謝しながら成長していきたい」と抱負を述べた。
阿部知事は「この経験を次のステージでも生かしてほしい」と激励した。