着物地おしゃれな洋服に 柴田さんリメーク展

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着物をリメークした洋服と柴田まゆみさん=諏訪市神宮寺のカフェ&ギャラリー柏屋

着物リメーク作家の柴田まゆみさん(75)=下諏訪町=は6日から、諏訪市神宮寺のカフェ&ギャラリー柏屋で着物地洋服展「吉~KICHI」を開く。さまざまな素材の着物地をおしゃれなデザインに仕立て直した洋服や小物など約100点を展示販売する。10日まで。

母親の影響で和裁や洋裁、草木染に親しんできた柴田さん。60歳の時、娘で作家のグルン織江さんの助言もあって着物リメークを本格的に始めた。呉服店や骨とう市で仕入れた着物地を生かし、ワンピースやブラウス、スカート、パンツ、ジャケットなどを製作する。「母の形見を残したい」とオーダーメードの依頼を受けることもある。

展示会には、大島紬や銘仙、絞といった織物の特性を生かしながらも、古さを感じさせないデザインの洋服が並ぶ。バッグや帽子、ブローチ、ストールなどもあり、多彩な作品が楽しめる。柴田さんは「日本の伝統的な技術を現代の普段着としてよみがえらせたい。若い人にも楽しんでもらえたら」と話している。

入場無料。午前10時~午後5時(最終日は午後4時まで)。

柏屋では、住民グループ「上社周辺まちづくり協議会」によるリノベーション作業が進んでいて、ギャラリー隣の部屋の改修作業が終わった。物販スペースとして活用する。年内には事務所に使う部屋も整備する計画という。

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