工業メッセ出展企業「ひとわざサイト」開設
特設サイト開設ＰＲのチラシを手にする実行委のスタッフ
諏訪圏工業メッセ実行委員会は、出展企業の得意技術を紹介する特設サイト「わが社のひとわざ（一技）ＰＲシート」を開設した。２７４社の「強み」を技術や企業名から検索できるほか、このうち93社は技術や製造風景を紹介する動画も上げている。従来の紙からデジタルに移行したことで、年間を通した情報提供が可能になるという。活発な商談につなげたい考えだ。
ひとわざＰＲシートは、諏訪地域の製造企業の強み（ひとわざ）を分かりやすくまとめたもので、Ａ４判１９００ページに及ぶ情報量がある。昨年までは紙に印刷して諏訪圏工業メッセなどの展示会で配布し、商談に活用してきた。
デジタル化はＤＸ（デジタルトランスフォーメーション）の一環。諏訪圏工業メッセのテーマ「未来志向企業の創造～新たなメッセプラットフォーム」に基づいて行った。企業の基本情報をはじめ、ひとわざの特集記事や営業品目、主要加工品、設備が掲載されている。迅速なマッチングにつながるように、ひとわざシートには担当者のメールアドレスを添付した。
実行委事務局のＮＰＯ諏訪圏ものづくり推進機構は「ウェブならではの動画による情報提供が可能になった。アクセス状況の把握もできる。ウェブ上での商談に役立てば」と話している。
