大相撲秋巡業「松本場所」 御嶽海関迫力取組

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大相撲秋巡業の松本場所で正代関(左)と熱のこもった取組を繰り広げた御嶽海関=松本市総合体育館

大相撲秋巡業「松本場所」は6日、松本市総合体育館で行われた。横綱照ノ富士関は腰のけがの影響で休場したものの、霧島関、貴景勝関、豊昇龍関の3大関、木曽郡上松町出身の幕内御嶽海関ら力士118人が迫力ある取組や華やかな土俵入りを披露。同体育館では4年ぶりの開催となった地方巡業に相撲ファンら約3000人が来場し、大きな声援と拍手を送った。

巡業は力士の公開稽古で開幕。取組や土俵入りのほか、観客からの質問に答えるコーナーや御嶽海関が大いちょうを結う過程を見せる「髪結実演」、相撲の禁じ手などをコミカルに紹介する「しょっきり」、力士が自慢ののどを披露する「相撲甚句」などもあり、会場を大いに沸かせた。

県出身力士は御嶽海関に加え、ともに岡谷市出身の17歳で三段目の林龍(本名・林琉)と林虎(本名・林玲)の双子の兄弟が初巡業に臨むなど計8人が参加。取組は序二段から順に行われ、林龍、林虎ら郷土力士が登場すると会場は拍手に包まれた。十両以上の関取が登場した中入り後はさらに熱気を帯び、御嶽海関│正代関の元大関対決で盛り上がりは最高潮に。御嶽海関が突き落としで正代関を下すと、この日一番の大歓声が上がった。

御嶽海関は「多くの人に来てもらい、盛り上げてもらってよかった」と地元の応援に感謝。11月の来場所に向け、「しっかり勝つことが薬になる。たくさん勝って皆さんに喜んでもらいたい」と意気込んでいた。

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