観光地の県外客・宿泊客 上伊那が県内最低

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2015年に上伊那の観光地を訪れた延べ利用客のうち、県外客、宿泊客の割合はそれぞれ42・4%(前年比0・1%減)、15・7%(0・9%増)で、ともに県内10広域圏で最低だったことが、県の観光地利用者統計調査で分かった。日帰り客主体の通過型観光形態という課題が、改めて浮き彫りになった。より長く滞在し消費を増やしてもらうための滞在型、周遊型観光への取り組みが求められている。

一方で、1人当たりの観光消費額は2399円(前年比56円増)で、県内8番目となり、“指定席”だった最下位から脱出した。調査は県内の主な観光地282カ所を対象に実施。上伊那を訪れた延べ利用客数は前年比1・0%減の456万2000人で、観光消費額は同1・4%増の109億4800万円だった。ここ10年間を見ると、延べ利用客数、観光消費額ともに、光前寺の御開帳(10年)、東日本大震災(11年)の影響による一時的な増減を除けば、ほぼ横ばいとなっている。

延べ利用客数のうち、観光地別で見ると、大芝高原が61万7200人(前年比0・7%減)で最多。増加幅が大きかったのは、宮田村と駒ケ根市にまたがる中央アルプス駒ケ岳で、9・0%増の27万5700人。一方、光前寺は屋根のふき替え工事が影響してか、同14・4%減の33万2500人。観光消費額は駒ケ根高原が32億4430万円(同1・5%増)で最多だった。

県上伊那地方事務所商工観光課は、長期的展望で、滞在型、 周遊型観光への取り組みを進める方針。一方で、来年度の大型観光企画 「信州ディスティネーションキャンペーン」を「絶好の機会」ととらえ情報発信に努めていく。

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