2023年10月8日付

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若いころは都会にはあるのに地元にはあれがない、これがないと不満もあったが、長く住み続けると必要以上のものは不要になってきた。当然交通機関や医療機関など生活には欠かせないものはあってほしいのだが▼近年少子化による人口減少への対策は各自治体の共通課題。街の生き残りをかけて進められる地方創生だが、現状の施策は減り続ける人口の奪い合いでしかない。生き残る街になるにはその土地にしかない風景、文物という資源だけでは足りなくなっているのだ▼地域外から多くの人を呼び込むか、または現在住んでいる人々の満足度を上げることが必要。それには街に住み続けたいと思わせることが重要だ。子育てしやすい街、老後を過ごしやすい街、お金の必要ない街なのか。人が強く求める未来の街とは何なのだろう▼大東建託は20歳以上の県内居住者約1万2000人に調査した「街の幸福度&住み続けたい街ランキング」を発表した。幸福度で原村が1位になったほか飯島町、駒ケ根市、下諏訪町、箕輪町、茅野市がトップ10入り。住み続けたい街でも南箕輪村、下諏訪町、富士見町、岡谷市がトップ10入りした▼調査結果を否定するものではないが、年齢層によって求めるものは異なり、当然同じ場所に住んでいても世代によって幸福度は異なる。全ての世代が幸福に思える街を創るのは難しく、自治体も頭を悩ませていることだろう。

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