「琳派」企画展始まる サンリツ服部美術館

LINEで送る
Pocket

琳派をテーマにした特別企画展。「寿老人図・鹿図・鶴図」など初公開の作品が並ぶ

諏訪市のサンリツ服部美術館は7日、豊かな装飾性が特徴である日本美術の流派「琳派」に焦点を当てた特別企画展を始めた。江戸時代に活躍した絵師らの作品56点を一部入れ替えながら展示。初公開7点のうち、尾形光琳の2点を後期に披露する。

琳派は、本阿弥光悦や俵屋宗達を祖とし、尾形光琳によって発展。酒井抱一、鈴木其一が江戸に定着させた。本展では、日本の古典文学や風景をモチーフに、大胆な構図と華やかな色彩で表現した掛け軸やびょうぶのほか、国宝の茶わんがそろう。

前期に初公開したのは3点。中村芳中の「菊に流水図」は「光琳水」とも呼ばれる独特の水紋を表現。渡辺始興の「寿老人図・鹿図・鶴図」は3幅対の掛け軸で、琳派の絵師に好まれた鶴や鹿の群れが描かれている。

後期には、尾形光琳の「夢中富士図」を初めて公開する。同館によると、長年にわたり琳派研究者らに所在不明とされてきたが、近年寄贈を受けたという。

関連イベントとして、11月2日に美術講座を開き、東京大学名誉教授の河野元昭さんが展示作品の見どころについて紹介する。

前期は11月12日まで開催し、後期は14日から始まる。午前9時30分~午後4時30分。休館は祝日を除く月曜日と11月2日。入館料は大人1200円、小中学生400円。問い合わせは同館(電話0266・57・3311)へ。

おすすめ情報

PAGE TOP