春日公園で秋祭り来月11日 伊那JC初企画

春日公園を舞台にした秋祭りをPRする伊那JCのメンバーら
伊那青年会議所(JC)は、伊那市西町の春日公園を会場に「春日城址秋祭り 一夜城再臨」を11月11日に開く。同地にかつて存在した春日城をテーマに、小学生主体のイベントや地元の食で地域を盛り上げようと初めて企画。当日は縦約5メートル、幅約9メートルのベニヤ板に春日城をイメージした城の絵を描いて「一夜城」をつくる予定で、参加する小学生(約20人)を事前募集している。
伊那JCは秋のにぎわいづくりを模索する中、会場としてさまざまな施設があり、住民も多く集まる春日公園に着目。同園には戦国時代の春日城址があるため、城を切り口に子どもたちの郷土愛を育む要素を取り入れた。さらに市内を中心にキッチンカーに出店してもらい、飲食店支援にもつなげたい考えだ。
「一夜城構築」イベントは、城の形につなげたベニヤ板をキャンバス代わりに小学生が自分たちの考えた「春日城」を描く。ベニヤ板には事前に城のシルエットを描いておくが、デザインは児童に任せる。完成品は13日まで展示する。製作終了後は、参加児童が複数チームに分かれてスポーツチャンバラに挑戦する催しもある。
一般向けの開催時間は午前11時~午後5時半。キッチンカーは10店ほどが出店を予定する。ほかに射的と投扇興(的に扇を投げて、落ちた後の位置で得点を競う)のコーナー(いずれも有料)を展開。キッチンカーで当日使用できる割引券などが当たる。
伊那JC伊那市委員会の宮澤伸英委員長(31)は春日城址の地域資源としての要素に触れながら「自分たちのまちに、自分たちのお城をつくり上げて地元を盛り上げてほしい」と期待していた。
一夜城構築イベントの申し込みは宮澤委員長(電話080・3397・6730)へ。