吉井小百合さん招き運動あそび講座 茅野

元五輪スピードスケート選手橋本小百合さん(左)が講師を務めた「親子で楽しむ運動あそび講座」
茅野市中央公民館は9日、同市出身の元五輪スピードスケート選手、橋本(旧姓吉井)小百合さん(39)=東京=を講師に招いた「親子で楽しむ運動あそび講座」を開いた。市内の保育園年少から小学4年までの子どもと保護者ら計約35人が参加し、家庭でも実践できる遊びで楽しみながら体を動かした。
同館がスポーツの日に合わせて企画し、初めて開催。橋本さんは現在、3児の母で都内の企業に勤務しながらトレーナーとしての指導方法などを学び、今年から講師の活動を始めたという。
この日は対象を幼児と小学生に分けて2回実施。小学生向けの講座では床に寝転んで手足と体を伸ばした後、足で大小さまざまなボールを挟んで筒に入れる遊びや十字に張ったゴムひもを飛び越えながら行う鬼ごっこをして参加者が親子で一緒に汗を流した。
橋本さんは「動く、止まる、切り返すといった動作を身に付け、成長に合わせたストレッチで伸びる筋肉を付けることでけがや事故を防ぐことができる」とし、「良い運動と食べること、寝ることがスポーツにとって一番大切」と呼び掛けた。
宮川小2年の児童は「いつもの鬼ごっこは捕まったら待ってるけど、きょうのは何度でも動けて楽しかった」と笑顔。母親は「子どもと遊ぶ機会が減っていたので、一緒に体を動かして楽しい気持ちを共有できてよかった」と話した。