農学部産「信大米こしひかり」の販売開始

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新米を試食し、手掛けた「信大米こしひかり」をPRする学生たち

信州大学農学部(南箕輪村)は11日、「信大米こしひかり」の販売を構内の生産品販売所で開始した。植物資源科学コースと動物資源生命科学コースの2年生が実習で携わったコシヒカリの新米で「甘くてもちもちしていておいしい。ぜひ多くの人に味わってほしい」とPRしている。

学生たちは4月の育苗、5月の田植えから米作りに関わり、除草などの水田管理も行いながら9月29日に手で稲刈り、はざ掛けして天日干しにする作業まで行った。

257アールで栽培した米全体で、昨年よりも1.7トン多い15トンほどを収穫。農薬を控え、鶏ふん肥料で育てたコシヒカリも14トンの豊作だった。

この日は、植物資源科学コースの木村優里さん(20)と小島咲樹さん(20)が、販売に合わせて新米を試食。「つやもあって、スーパーで買ういつも食べている米と違う」と舌鼓を打った。

「中腰で作業するなど米作りは大変だった」と2人。「しかし、水田の泥の感触など実際やってみることの重要さを学べた。大変だからこそおいしいお米ができるんですね」と振り返った。

10キロ3900円、5キロ2000円、1.5キロ600円。今後、はざ掛け米も登場する。全国発送にも応じる。問い合わせは農学部付属施設担当(電話0265・77・1318)へ。

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