ジニアと千日草広がる色彩 伊那の手良坂花壇

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見頃を迎えているジニアと千日草=伊那市手良の手良坂花壇

伊那市手良沢岡の手良坂花壇で、ジニアと千日草が見頃を迎えている。オレンジや白、紫の花が約400平方メートルにわたって植わり、傍らには赤色のサルビアも共演。一面に広がる鮮やかな花が通行人らの目を引いている。

花壇は、市道野底手良線の下手良信号機交差点の近く。手良野口の桐山二六男さん(83)、律子さん(79)夫婦が管理している。2012年までは地元の住民組織が世話してきたが、翌年からは桐山さん夫婦が引き継ぎ、今年で11年目を迎えた。

朝晩や曇りの日でも目に付くように、目立つ色の花を栽培。前年に採取した種を苗床にまき、育てた苗を1株ずつ花壇に植え替えており、地域の企業職員も手伝いに来てくれ、幾何学模様になるように植えている。今年も色付きが良く、10月いっぱいは楽しめそうという。

毎年近くの手良保育園の園児が観賞に来ており、12日は年長児と1、2歳児合わせて21人が訪れ、株の間を通り抜けて「きれい」「すごーい」と喜んでいた。

高齢になったこともあり、花壇の管理は今年で最後。二六男さんは「多くの人に喜ばれて激励され、地域の企業の協力もあって頑張ってこられた」と振り返り、「引き継いで続けてくれる人がいればうれしい」と願った。

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