熱気球の係留フライト 飯島で体験会

多くの人でにぎわう熱気球の係留フライト体験イベント
熱気球による係留フライト体験イベント「舞い上がれ いいじま」(同実行委員会主催)が14日、飯島町田切のii(いい)ネイチャー春日平で開かれた。地元を中心とした町内外の家族連れら約200人が、日に日に深まっていく秋の景色を地上25メートルから満喫した。
飯島町で熱気球を飛ばしたい-と、同町田切の飯島昭二さん(64)が地域の住民有志らと実行委を組織して初めて企画。同町飯島の内科・小児科医院「のどかクリニック」が資金助成する今年度の「のどか賞」を活用し、岐阜県から専門業者を招いて行った。
係留フライトは、熱気球と地上のアンカーをロープでつないで飛行する方法で、”ふわり”と浮く感覚が簡単に味わえる。1回に6人程度が搭乗し、約5分間のフライトを楽しんだ。体験した駒ケ根市の50代女性は「風が気持ち良かった。中央アルプスの紅葉もきれいだった」と話した。
飯島さんは「飯島町で今までにないことに挑戦したかった。皆さんの思い出に残る体験になればうれしい。今後も続けたい」と笑顔だった。
会場では、飯島流ワーケーション事業の拠点施設であるiiネイチャー春日平のオープン1周年記念イベント「秋の大感謝祭」も開催。体験や縁日などのコーナーが設けられ、多くの人でにぎわった。