催し多彩「しもすわ産業まつり」にぎわう

大勢の人でにぎわう「しもすわ産業まつり」の飲食・物販エリア
下諏訪商工会議所は14日、「第4回しもすわ産業まつり」(下諏訪町共催)を開いた。同町の県道岡谷下諏訪線古川交差点―湖浜交差点(通称・ジャスコ通り)の約400メートルを歩行者天国とし、飲食・物販ブース、体験コーナー、縁日などが並び、パフォーマンスゾーンでは有志らのステージを展開。夜は諏訪湖で花火約2800発が打ち上げられ、子どもからお年寄りまで大勢の人でにぎわった。
町民祭りの位置付けで毎年行われる「お舟祭り」の宵祭りが2020年に新型コロナの影響で中止となったことを受け、にぎわい創出と町内の消費拡大を目的に「しもすわ地域元気づくりエール事業」として同年初めて開いたイベント。今回は同商議所青年部が企画運営を担い、準備してきた。
飲食・物販エリアには飲食店や雑貨店、マッサージ店、地元団体など43店舗が出店。昼時になると、お気に入りのグルメを求めて多くの人が集まった。イベントエリアでは有志らの演奏やダンスなどがにぎやかに披露されたほか、下諏訪向陽高校(同町)の生徒が縁日コーナーを用意。白バイや消防車などに乗れる展示エリアは、子どもたちに大人気だった。
同通り沿いに新店舗建設を控えるイオンリテール(本社・千葉市)は、同店舗での実用化を目指すドローン配送に使うドローンを展示。協力会社とともに操縦体験のコーナーも設置し、訪れた人たちにドローンの性能を紹介した。
手塚修実行委員長(49)は、「来てくれた人が下諏訪の魅力に触れ、さらにそのことを発信してもらい、下諏訪の魅力が町外にも広がってくれたら」と話していた。