小学生が「お仕事」体験 21のブースを設置

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美容師の仕事を体験する参加者

伊那商工会議所青年部(清水功部長)は15日、小学生を対象とした職業体験イベント「このまちのおしごとごっこ~大きくなったら何になる?」を伊那市中央の伊那商工会館で開いた。地元企業や各種団体が協力し、21の仕事体験ブースを設置。市内の小学生約190人が参加し、体験を通じてさまざまな「お仕事」への理解を深めた。

伊那、駒ケ根、飯田の3商工会議所青年部が主催。多彩な職業に触れる機会を設け、小学生に将来の夢や考える力を育んでもらおうと2019年から毎年開いている。

会場には銀行員、ネイルサロン、弁護士、アナウンサー、大工、バスガイド、花屋、お坊さん、伝統芸能などさまざまな体験ブースを設置。駒ケ根、飯田の両会議所青年部もブースを設け、パイプを使った水鉄砲や伝統工芸の水引の工作を指導した。

美容師の体験ブースでは、練習用のマネキンを使用し、編み込みやアレンジの方法を伝授。初めて編み込みに挑戦した伊那東小学校5年の児童(11)は「難しかったけれど教えてくれた美容師さんはすらすらやっていて格好良かった。今度お母さんやお姉ちゃんの髪を編んであげたい」と話していた。

イベントを企画した伊那商議所青年部企画交流委員会の中村直哉委員長は「まずは楽しんでもらい、新たな発見につながれば。地域で働く人たちの人柄にも触れ、地元愛を育むきっかけにしてもらいたい」と期待していた。

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