熊本の子どもに安心感を 贈り物の人形完成

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縁が和倶楽部が作った「心配引き受け人形」とメッセージボード

縁が和倶楽部が作った「心配引き受け人形」とメッセージボード

駒ケ根市赤穂東小学校が地域住民を対象に開く講座「縁が和倶楽部」が、熊本地震の被災地に贈ろうと今年7月の発足当初から作ってきた「心配引き受け人形」が出来上がった。6年3組の児童が作った人形と合わせ約1000体を熊本県教育委員会に年内に贈り、被災地の子どもたちに届けてもらう。21日は参加者約20人が人形と一緒に贈るメッセージを書いた。

同倶楽部は、来年度発足予定の学校運営に地域住民が関わりを深めるコミュニティスクールの一環で設置した。これまでに5回ほど開いた講座には学区内のお年寄りを中心に30~90代の約50人が参加。児童との交流や健康づくりについて学ぶとともに、人形作りに取り組んできた。

人形は、心配性の男の子に小さな人形を与えて安心させる内容の絵本「びくびくビリー」(アンソニー・ブラウン著)を参考に、片桐健校長が発案。綿棒で形作った胴体や手足に糸や布を巻き、顔を描いて5センチほどの大きさに仕上げる。参加者は講座外でも地元老人クラブの活動などとして作業を進め、この日までに800体ほどを作った。

21日に同校会議室で開いた講座ではメッセージボードを作り、被災地の子どもたちの気持ちに寄り添いながら「あの大地震によく頑張ったね」「頑張り過ぎないように」などと記した。会議室には3組の代表児童も訪れ、これまでに作った人形を託した。

今後は片桐校長が人形を熊本に郵送する計画。参加者の川端咲美さん(73)は「被災地の子どもたちの心配ごとが少しでも無くなり、安心して生活を送れるようになれば」と話していた。

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