仏車とオーナーが集結 アロンフランセ車山

茅野市郊外の車山高原に集結した仏車
仏車とオーナーが全国から集う「第1回アロンフランセ車山」が15日、茅野市郊外の車山高原で行われた。北海道から九州まで602台が集結。仏車の代名詞でもある「シトロエン2CV」の生誕75周年を記念した102台のパレード走行もあり、多くのファンを楽しませた。
パレードに参加した2CVは1955年製から90年式まであった。製造から60年以上たってもなお、メンテナンスが行き届き、気品を感じさせる車両が並ぶと、ファンの視線はくぎ付けとなった。ナンバープレートの地名に続く分類番号が現在の3桁に対して1桁しかない「シングルナンバー」の旧車に関心を寄せる人も多かった。
パレードの先頭を走った本多英揮さん(56)=愛知県丹羽郡大口町=は63年製の2CVで登場。4代目のオーナーで20年間大切に乗り続けている。「車山はヨーロッパのアルプス山脈をイメージさせる。フランス車が景色によく溶け込むような感覚を持っている」と話していた。