宮田村の歴史や文化知る 22日「宮田市」
宮田村の中心市街地で、村の歴史や食、文化を知る地域活性化イベント「第6回宮田市 マーケットin宮田宿」は22日午前9時から、県道宮田沢渡線沿いの旧宮田宿や津島神社一帯を会場に開く。宿場町の面影を残す町並みを舞台に、宮田宿に関わる資料の展示や、飲食や農産物などのマーケット、クラフト体験、音楽やダンスのステージなど多彩な催しを繰り広げる。
村の中心市街地に活気をもたらそうと2017年10月、初めて開催。以後、春と秋の2回実施した年もあったが、コロナ禍により2019年10月を最後に中断。今回が4年ぶりの開催。2023年度県地域発元気づくり支援金重点テーマ採択事業。
今回は、伊那街道(三州街道)の宿場町だった宮田宿を舞台に、往時の姿を残す風景を背景にさまざまな催しを楽しむ。会場は町一区の旧宮田宿周辺と、町二区の津島神社になる。
宮田宿では「宮田まちなか博物館」として宮田宿に関わる古文書や掛け軸、びょうぶ、焼き物などを展示。国の登録有形文化財に指定された土蔵や店舗など5棟を巡るツアー、農産物や雑貨などを扱う「まちなかマーケット」も開催する。
また、津島神社では木工クラフトやエコ・クラフト体験、クイズを解きながら歩く「まちなかクイズラリー」、音楽とダンスのステージなどを繰り広げる。
終了は午後3時を予定。小雨決行。駐車場は村役場や村民会館駐車場を利用する。
主催する宮田村の景観を考える会の天野早人会長は「中断中の4年間で国の登録有形文化財に指定され、地域の魅力も高まった。楽しみながら地域の文化や歴史に触れてほしい」と話している。問い合わせは天野会長(電話090・9660・2017)へ。