ニュース回顧2016 御柱祭

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八ケ岳をバックに上社の御柱8本が諏訪大社を目指し曳行

八ケ岳をバックに上社の御柱8本が諏訪大社を目指し曳行

諏訪大社御柱祭は上社が4月2~4日に山出し、5月3~5日に里曳き、下社が4月8~10日に山出し、5月14~16日に里曳きの日程で行われた。いずれも「時間厳守」「安全曳行」を合言葉に、上下社で12日間にわたって繰り広げられた。諏訪地方観光連盟御柱祭観光情報センターによると、人出は186万人(前回比6万5000人減)。氏子の参加は前回より5万6000人増えて28万8000人だった。

上社御柱祭では曳行日程を一部見直し、木落しの坂への立ち入り規制や川越し前の曳行路変更など対策が取られた。各地区の祭典委員会組織の会合に担当警察官が出向いて警備態勢を説明するなど、地区役員に意識の徹底が図られたこともあり、祭りを通しおおむね計画通りに進んだ。

辰野町から初めて伐採されたモミの木8本は、いずれも大きな御柱で、規模の小さい地区では曳き子の確保に参加人数を割り当てるところもあった。先を急いで休憩時間を削る場面も。「木やりで動かしていたころが懐かしい」という声も聞かれた。

里曳きでは、曳行に関係する氏子以外の境内への立ち入りが規制された。最終日は本宮一の建て御柱終了後に、撤収作業中の氏子1人が転落死する重大な事故が発生した。改めて高所作業の安全確保に課題を残した。

下社御柱祭では、「安全確保」について前回の反省から山出しの木落し坂周辺の混雑緩和策に重点を置いた。観客の流入を制限する時間帯を設け、当日は柔軟に対応することで大きな混乱はなかった。氏子が予想以上に多く参加したこともあり、日によっては曳行に大幅な遅れが生じ、日程を含め検討課題とされた。

全世界に向け情報発信される時代。地域が守る伝統文化がより理解されるよう、ルールやマナーなども含めた情報を発信しながら、観客を受け入れる態勢を整備していくことが求められた。

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