ススキの穂、波立つ黄金色 霧ケ峰

秋の日差しを浴びて輝く霧ケ峰高原のススキ。風に揺れて黄金色が波立った
17日の諏訪地方は晴れ、諏訪市郊外の霧ケ峰では低い位置からの日差しを浴びてススキの穂が輝いた。インターチェンジ駐車場から霧鐘塔が建つ忘れ路の丘にかけてのススキ群落では風に揺れて黄金色が波立ち、観光客らが冠雪の富士山を眺めながら散策を楽しんでいた。
県霧ケ峰自然保護センター前の園地ではレンゲツツジの葉が色づき、ビーナスライン沿いのカラマツ林は日に日に黄色の割合を増やす。
「今年は園地の樹叢(自生樹木)の色づきがいい」と同センター。17日から始まった霧ケ峰インタープリター(自然解説者)養成講座を受講する参加者の一人は「講師の話を聞き、この時季の草原は色の差が出ると知った。微妙に違う色。個性が楽しめる秋たけなわの霧ケ峰ですね」と笑顔で話した。