南アふるさと祭り 長谷フェスにニューアル

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長谷の魅力を詰め込んだ「長谷フェス」をPRする実行委員ら

伊那市長谷地区の最大イベントといわれる「南アルプスふるさと祭り」がコロナ禍の中止を経て「長谷フェス~南アルプスふるさと祭り~」にリニューアルして11月5日に同地区で開かれる。長谷の魅力を前面に出し、地元ならではの食や多種多様な体験コーナーを用意。住民が触れ合い、地域を盛り上げる機会として再出発を目指す。

ふるさと祭りは約40年前に始まり、旧長谷村の頃から地域に親しまれていた。コロナ禍の影響により中止が続いていたが、区やPTAをはじめ諸団体でつくる実行委員会は地域を元気づけ、住民たちのつながりを活発化するため復活を模索。日程や会場を変更したり、内容を見直したりと試行錯誤してきた。

祭りは国道152号沿いにある道の駅南アルプスむら長谷と南アルプス公園の2カ所を会場に、午前10時~午後3時に開く。同地区住民を中心に約30団体が出店やステージ出演する。

道の駅エリアは、ほろほろ飯、美和ダムカレーなど飲食コーナーが出店する予定。このうち伊那市商工会長谷支部は鹿肉を使った「長谷鍋」を振る舞う。同会場ではファームはせが「食の感謝祭」を開き、地元農産物の販売なども行う。

公園エリアでは、親子ネイルや画材アート、ヤギとの触れ合い、マウンテンバイクなどの各種体験コーナーを展開。同エリアでは正午から小中学生の音楽発表、ざんざ節保存会、長谷太鼓創龍会の出演がある。また、公園エリアに至る道路は歩行者天国とし、伊那市内飲食店のキッチンカーが登場する。

当日は長谷総合グラウンドに臨時駐車場を設け、会場近くの非持公民館を結ぶ無料のシャトルバスを運行する(午前9時30分~午後3時30分)。

実行委によると、祭りの再構築に当たり、有志によるアイデアや出店の呼び掛けが実を結んで関わる人が増えていったという。実行委事務局は「長谷ならではの食や体験を楽しんでほしい」としている。

問い合わせは、長谷総合支所にある同市山岳高原観光課内の事務局(電話0265・98・3130)へ。

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