食べて遊んで地域交流 手良秋祭り、にぎわう

子どもたちのダンスなどが登場したステージ発表
伊那市手良のにぎわいづくりや将来の移住喚起などを目指す第1回「手良秋祭り」は21日、手良小学校校庭で開いた。コロナ禍などにより減った住民のつながりを再構築しようと手良地区活性化促進会議が初企画。体験や飲食など28コーナーが展開され、住民らもステージ発表をするなど、老若男女が食べて遊んで触れ合うひとときを過ごした。
区の催しが中止となる中、同会議の企画委員会が住民アンケートを取り今後の地域活性化を模索。世代を超えて楽しめるイベントとして秋祭りを計画し、地区文化祭の芸能発表の要素も取り入れた。地区外の人たちに手良の魅力を知ってもらう機会も兼ねた。
会場にはギョーザや豚汁の出店、各種体験コーナーが並び、手良小学校の児童による野菜やハーバリウムを扱ったブースでは、子どもたちの元気な呼び込みの声が飛んでいた。ステージでは園児や児童のダンスやトランペットをはじめ、高校生バンド、住民有志の演奏などが登場。近くの「てらとぴあ」では、手良地区文化祭を同日開催した。
企画委員長の北原純さん(44)は「頑張ってきたかいがあった。地元の雰囲気を味わって、心ゆくまで楽しんでほしい。とても熱気にあふれていて、これからも続けていきたい」と期待していた。