小平奈緒さん 笑顔で諏訪湖マラソン盛り上げ

スタート地点に立ち、タッチでランナーを送り出す小平奈緒さん
「自己ベストを目指して元気よく走り抜いて。応援しています」―。ゲストランナーを務めた茅野市出身で平昌冬季五輪スピードスケート女子500メートル金メダリストの小平奈緒さん(37)は、選手と一緒に走ったり、沿道に立って声援を送ったり、表彰式でプレゼンターを務めたりして、笑顔で大会を盛り上げた。
開会式で登壇した小平さんは、小学校時代に父親と自転車で諏訪湖周を走った経験を語り、「今日は天気がいいので、もしかしたら富士山が見えます。ぜひ楽しんで」と呼び掛けた。スタート地点では号砲から数分間、「いってらっしゃい」とランナーを見送った後、諏訪湖ヨットハーバーまでの約4キロを快走し、「奈緒ちゃん、頑張れ」と呼ぶ沿道の声に笑顔で応えた。
22日は現役引退からちょうど1年。「今はいろんな方と触れ合い、言葉を交わす機会が私の中で学びになっています」と小平さん。「地元の皆さんに応援していただいた。貢献できることを一生懸命やりたい。私にしかできないことも模索しながら、地域が良くなるきっかけをつくれたら」と話していた。