信大菌類研究センター 発足記念シンポ

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信州大学菌類・微生物ダイナミズム創発研究センターの発足を記念したシンポジウム

信州大学菌類・微生物ダイナミズム創発研究センターの発足を記念したシンポジウム

信州大学が農学部(南箕輪村)内に設置した「菌類・微生物ダイナミズム創発研究センター(CFMD)」の発足を記念するシンポジウムが22日、同学部構内で開かれた。大学や企業関係者ら約100人が出席。幅広い分野の人材を結集する中で、マツタケなどのキノコ類や味噌、しょう油、漬物など発酵食品の機能性、高次性などを研究する機関として、伊那谷の自然環境を生かした技術開発推進に期待を寄せた。

CFMDは「菌類共生科学・資源利用科学」「生体調節統合制御」「超分子複合体」の3部門で構成。森林や山岳を中心とする生態系の主要素である菌類、微生物類から、循環型社会構築に不可欠なものを探し出し、その機能を高めたり、多角的に利用するための研究を行う。

組織は平均年齢42歳と若く、マツタケの人工栽培の研究を進める山田明義准教授ら農学部9人と繊維学部2人の計11人がメンバー。信大が特色ある研究分野を育成しようと10月に設けた「次代クラスター研究センター」の一つとして誕生した。

シンポジウムでは記念講演や研究紹介を行った。農学部の藤田智之学部長は「微生物は図り知れない力を持っており、未解明な部分が多い。研究成果が世の中に広がるよう下支えしたい」とあいさつ。来賓の白鳥孝伊那市長は「伊那谷の自然環境下にある微生物や菌類は多様。研究、活用され、世界から注目されることを願う」と期待した。

センター長の下里剛士准教授(乳酸菌科学)(39)は「異なる学問領域の菌類学と微生物学の研究を一緒に進めるのは世界にも類をみない」と説明。早い時期に具体的な成果を示したい考えも示し「基礎研究を社会に反映させて、産業化など地域貢献にもつなげたい」と話した。

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