名曲で恩返し 茅野で「おむすびコンサート」

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トイズと長峰中吹奏楽部の合同演奏で締めくくった「おむすびコンサート」

松本市を拠点とする中高生らのビッグバンド「ザ・ビッグバンド・オブ・ミュージックトイズ」を迎えた第8回「おむすびコンサート」(金沢地区コミュニティ運営協議会・実行委員会主催、長野日報社など後援)が22日、茅野市金沢小学校体育館で開かれた。地域住民ら約250人が会場を埋め、ジャズの演奏に聴き入った。

2014年2月の豪雪時に国道20号で立ち往生したトイズのバスに、金沢地区の住民が差し入れをした恩返しから始まった演奏会。前回からは当初の恩返しの思いを大切にしつつ、文化芸術に親しみ、地域活性化につなげる機会にしようと開いている。前回に続き長峰中学校吹奏楽部も出演。金沢小児童の合唱、金沢子供木遣(や)り、金沢奏鳴会の発表もあった。

トイズからは中高生メンバーとOB・OGを含め27人が出演し、「イン・ザ・ムード」「ムーンライト・セレナーデ」「A列車で行こう」といったジャズの名曲を中心に披露した。長峰中吹奏楽部は「ディスコキッド」などを発表。フィナーレの合同演奏「宝島」では観客も手拍子でリズムを取り、会場一体となって楽しんだ。

トイズのバンドマスターを務める諏訪清陵高校2年の生徒は「多くの人が来てくれて、一緒にジャズを楽しむことができてよかった」と話した。長峰中吹奏楽部の部長は「他のバンドと一緒の演奏は貴重でうれしい」と笑顔を見せた。

武居義幸実行委員長は「コロナ前のように盛大にできてよかった」と話していた。

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