境内色とりどり 諏訪大社下社秋宮で菊花大会

諏訪大社下社秋宮境内に並べられた菊花
下諏訪町の諏訪大社下社秋宮で23日、第94回諏訪大社奉献菊花大会が始まった。諏訪地方を中心とした県内の菊栽培愛好家でつくる諏訪大社秋香会の会員17人と一般2人が約130点を出品。今年は全体的に菊の開花が遅れ、まだつぼみのものも目立つが、出品者が丹精込めて育てた黄、白、紫色などの花々が境内を彩っている。11月15日まで。
今回の競技花は「国華越山」。「花壇作り」「だるま作り」「福助作り」など仕立て方別に作品を募集し、事前に設置した菊舎に部門ごときれいに並べた。23日は穏やかな陽気の中、足を止めてじっくりと眺めたり、スマートフォンで写真を撮ったりする参拝者の姿が多く見られた。
林信夫会長(85)=同町東赤砂=は「菊の花は気温が下がり日が短くなると開いてくるが、今年は猛暑が続いたせいか開花が10日ほど遅れている。こんな年は初めて」とし、「審査の31日までに何とか咲いてもらい、七五三参りの時期に間に合ってほしい」と話した。
31日に審査、11月2日に奉献奉告祭と表彰を行う予定。