「準中型免許」新設で混雑懸念 早めの取得を

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新たなトラック免許

新たなトラック免許

改正道交法が試行される来年3月12日から、新たに取得した普通免許で運転できる車の範囲が狭くなる。「準中型免許」の新設によるもので、貨物輸送でよく使われる車の多くは運転できなくなる。ただし、改正前に取得した普通免許だと範囲は現行通りで変わらない。このため諏訪地方の自動車学校では施行前の取得を目指す人で混雑すると予想し、就職や進学前に免許が必要な高校生らに早めの入校を呼び掛けている。

免許の種類が4区分となり、現状の普通免許の制限は車両総重量が5トン未満だが、改正後は3・5トン未満に縮小される。また、最大積載量も3トン未満から2トン未満へと引き下げられ、これまで運転が認められていた車両の一部が運転できなくなる。改正前に取得すれば、現状の5トン未満車まで乗れる規定が維持され、改正後は自動的に「5トン限定準中型免許」に移行する。さらに、教習を4時限受けるか、限定解除試験に合格すると車両総重量7・5トン未満を運転できる「準中型免許」を取得できる。

こうした背景から、改正前に取得する動きが加速するとみられる。諏訪中央、岡谷、茅野の各自動車学校では諏訪地方の高校に出向いて説明会を開いているほか、保護者向けの資料を作り配布するなどして周知徹底を図っている。

自動車学校では例年これからが高校生の免許取得シーズン。各校とも受け入れ人数に上限があるため、一度に多くの入校希望者が来ても対応しきれないと懸念。特に就職する人は免許取得が必要不可欠な場合もあるとして、「先輩たちを真似して例年通りの時期に入校しても場合によっては、(3月12日を)過ぎてからの免許取得になることもある。本来予定していた改正前の普通免許を取れなくなる人も出てくる」としている。

準中型免許は普通免許を受けていなくても18歳から取得でき、車両総重量が3・5トン以上7・5トン未満の小型トラックを運転できる。宅配便やコンビニ配送などのトラックとしても多く使用され、若年者がトラック運転手の仕事に従事しやすいように新設された。

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