11月営業終了の山小屋 シーズン最後の荷揚げ

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山小屋に向けて荷物を運ぶヘリコプター

秋晴れとなった24日、原村内の県道富士見原茅野線(鉢巻道路)近くのヘリポートで、八ケ岳連峰の山小屋に向けてヘリコプターによる荷揚げが行われていた。八ケ岳では通年営業している山小屋もあるが、11月上旬ごろに小屋閉めし、冬山登山者向けに12月下旬ごろから営業を再開する山小屋もある。この日は、今営業期で最後の荷揚げとなる2社が食料品や燃料、発電機などを運んでいた。

荷揚げを行っていたのは、赤岳天望荘と青年小屋。稜線(りょうせん)には雲一つなく、原村のヘリポートは風も穏やかでシーズン最後の荷揚げを無事に終えた。荷物を運ぶヘリコプターが向かう先には阿弥陀岳(2805メートル)がくっきりと見えた。ヘリコプターは片道10分前後でヘリポートと目的地の山小屋の間を行き来していた。

11月4日の宿泊分で今季の営業を終える赤岳天望荘の藤森周二社長は「(新型コロナの5類移行で)お客さまがだいぶ戻ってきたと感じるシーズンだった。多くの人に八ケ岳登山を楽しんでもらえた」と話していた。同山小屋はクリスマス前から来年2月にかけて冬季営業を行う。青年小屋は今季、11月5日まで営業する。

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