来年度の鹿捕獲目標は据え置き 茅野市

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茅野市のニホンジカ捕獲頭数の推移

茅野市のニホンジカ捕獲頭数の推移

茅野市鳥獣被害対策協議会(会長・柳平千代一市長)は20日夜、市役所で総会を開いた。行政や農業、観光、狩猟関係者ら約30人が参加。標高の高い別荘地や鳥獣保護区などに生息している現状を踏まえ、2017年度の捕獲目標を今年度と同じニホンジカ1500頭、イノシシ30頭などとし、引き続き「捕獲圧」を維持する方針を決めた。

ニホンジカの今年度捕獲実績は11月末現在、前年同期比24頭増の1042頭で、市鳥獣被害対策実施隊が市内全域に展開して、わなで捕獲した。地区別では最多が北山の253頭、宮川の133頭、泉野の128頭、玉川の112頭が続いた。

農作物被害は、被害面積1118アール(前年度1496アール)、被害量10万7124キロ(同12万6873キロ)、被害額2219万2000円(同2644万5000円)。ニホンジカの水稲の踏み荒らしや食害が減り、中型獣の野菜被害も減少したという。

17年度のニホンジカ捕獲計画は、実施隊1350頭、猟友会150頭の計1500頭。捕獲実績は14年度の1679頭をピークに減少傾向だが、別荘開発事業者の半数はアンケートで「鹿が多い」と回答している状況や、赤岳鉱泉(標高約2200メートル)上のジョウゴ沢で南信森林管理署が5頭を捕獲したことなどを踏まえ、据え置いた。

今後は別荘地などにいる鹿を追い払い、捕獲する手法を検討する方針という。諏訪猟友会茅野支部は「安全地帯に鹿が移動している。鳥獣保護区の見直しも必要だ」と指摘。市側は、出没情報に基づいて実施隊による捕獲を集中的に行う姿勢を示した。

野菜に被害が多い中型獣は、被害予測に基づいて捕獲する予察捕獲を行う。ハクビシン、タヌキ各45頭、キツネ20頭、アナグマ15頭とした。

01年度から山際に整備してきた防護柵の設置状況は、16年度末で延長約44・4キロ。計画延長の95・9%に達する予定。17年度に完了する見込みという。

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