色鮮やかシクラメン 農業実践大学校が販売

色とりどりのシクラメンと栽培した学生や職員ら=原村の八ケ岳中央農業実践大学校の花の直売所
原村の八ケ岳中央農業実践大学校は今年も、学生らが育てたシクラメンを販売している。赤やピンク、白など色鮮やかな2000鉢以上がビニールハウス内を彩り、愛好者の人気を集めている。
6月から栽培を始め、花き専攻の1年生2人が参加している。学生は鉢の中心に日光が当たりやすいよう葉を外側に寄せる「葉組み」や、枯れ葉取りなどの作業に取り組んできた。
今年から栽培を担当する職員の越智早紀さん(23)によると、夏の高温で苦労したものの、村内の花農家にアドバイスをもらいながら、多くの葉や花を付ける鉢に仕上がっているという。
色や形の違いで20弱の種類を取りそろえる。1年の学生(19)=神奈川県出身=は「鉢数が多いので一つ一つ管理するのが大変だけど楽しい。花の形の違いを楽しんでほしい」と話している。
年内をめどに販売を続ける。午前9時~午後3時。無休。直径約12センチの鉢が800円、約15センチの鉢が1650円。11月3~5日は各日先着50人の購入者に肥料を贈るフェアを行う。