健香会の上社奉献菊花展 入選39点決まる

美しい菊を見比べて入選花を審査する健香会のメンバー
菊栽培愛好家でつくるJA信州諏訪健香会(奥山幸茂会長)の第40回諏訪大社上社奉献菊花展が27日、諏訪市の諏訪大社上社本宮で始まり、会員が丹精込めた見事な菊花98点が境内に並び、参詣者を魅了している。初日は審査会が行われ、11部門で最優秀賞など入選39点が決まった。展示は11月16日まで。
三本立ての競技花の部は、品種を「太平の銀峰(白)」に統一し、花びらや葉の形、全体的なバランスとボリュームを基準に審査した。今年は女性7人の入会で、会員が60~80代の12人に増え、出品数も前年より14点増加した。競技花や福助、ドーム菊などの9部門に加え、新会員を対象にした2部門を設けた。
奥山会長(84)は「猛暑が続いて菊が秋を感じる時期が遅れ、見栄えが良くなるのは1~2週間後になると思う。菊は国花。会員が熱心に育てた菊が立派に仕上がっているので、七五三で参拝する皆さんに楽しんでほしい」と話している。
40回の節目ということもあり、開花時期に合わせて会期を1週間延長した。2日には上社本宮参集殿で表彰式が行われる。