みなこいワールドフェスタ きょうフィナーレ

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みなこいワールドフェスタの30回の節目を祝い乾杯する関係者

国際協力機構(JICA)駒ケ根青年海外協力隊訓練所がある駒ケ根市を中心とした上伊那南部4市町村の国際交流イベント「みなこいワールドフェスタ」(実行委員会主催)が30回の節目を迎え、実行委メンバーの駒ケ根協力隊を育てる会は28日、「三十回目を祝う大前夜祭」を同市東町のアイパルで開いた。歴代の実行委員長や 訓練所長ら関係者約60人が集い、フェスタ最終日を前に節目を祝った。

フェスタは1993年に同市の広小路商店街振興組合が開いた「こまがね広小路国際広場」がきっかけとなり、94年に同組合と駒ケ根青年会議所、同会がフェスタの第1回に当たる「駒ケ根市協力隊週間」を開催した。協力隊と共にまちづくりを進める動きは近隣町村に波及し、99年から伊南市町村の自治体名の頭文字を取った造語「みなこい」を名称に使うようになった。

ここ数年はコロナ禍の影響を受けつつも、オンラインを活用して開くことで途切れることなく回数を重ね、30回を迎えた。第30回は今月6日に開幕し、音楽や食から異文化に触れる企画を伊南各地で展開。29日、4年ぶりに広小路商店街を含めた従来の会場規模で恒例の「こまがね国際広場」を開き、閉幕となる。

池﨑保会長(69)は大前夜祭で「今晩は同窓会のような場。あすのフィナーレに向けて旧交を温め、語り合い、絆を深めて」とあいさつした。

フェスタの原点・広小路国際広場を企画した当時の同組合特別委員会委員も出席。委員長だった宮澤清高さん(70)は「駒ケ根にある協力隊という存在、隊員OB・OGの目を通して地域住民の国際理解を深められたらとの当時の思いが続いている。うれしい」と感慨を込めて語った。

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