新たな紅葉スポットに 茅野市民の森で育林祭

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大きく育てと願いを込めて植樹する参加者

茅野市の市民の森を創る会(中島節夫会長)と市は28日、同市米沢の市民の森(吉田山)に幼木を植樹する育林祭を山中の市民の池のほとりで行った。約20人が参加し、ヤマモミジ15本とヤマボウシ5本の計20本を植えた。

参加者は木々の説明を受けながら秋色に染まる散歩道を約2キロ歩き、池に到着。あらかじめ用意された幼木の近くに穴を掘り、植えてニホンジカの食害を防ぐネットをまき、水やりをした。植樹したのはもともと生えていたアカマツが木材として利用しやすい大きさに育ったため伐採した場所で、同会員が里山では間伐、伐採と植樹を繰り返して人が林に手を入れ続ける大切さを伝えていた。

同会と市は池のほとりを新たな紅葉スポットにしようと、2018年ごろから育林祭の植樹では、秋の紅葉シーズンを意識した樹種を植えるようになった。同市北山の別荘に滞在中の安井恵子さんは植樹を終え、「真っすぐ大きく育って、この場所を訪れる人を楽しませるような存在になってほしい」と願いを込めていた。

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