華やか民族衣装 みなこいフェスタ閉幕

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アジアやアフリカ、南米の国々の民族衣装を着て商店街を練り歩くモデルたち

伊南4市町村の国際交流イベント「第30回みなこいワールドフェスタ」(実行委員会主催)は29日、恒例の「こまがね国際広場」を駒ケ根市内の中心市街地で開き、24日間の催しを閉幕した。広小路商店街を歩行者天国にした従来の会場規模で開く国際広場は4年ぶり。民族衣装を着たモデルが音楽に乗って練り歩くなどしてフェスタの最後を華やかに彩った。

国際協力機構(JICA)駒ケ根青年海外協力隊訓練所がある同市を中心とした伊南地域の催し。6日に開幕し、「きく!あじわう!まとう!異文化」をテーマに音楽や食を通じて世界の文化に触れるイベントを各地で展開した。

国際広場は協力隊派遣国の料理や飲み物を売る屋台が並び、来場者は同訓練所語学講師から外国語を教わり、メキシコの”盆”に当たる「死者の日」の装飾作りや、ベトナムのゴム跳び遊びなど異文化体験を楽しんだ。昼前には、公募で集まった市民や同訓練所で訓練中の隊員候補生ら約60人が世界各国の衣装を身にまとい、家族連れらでにぎわう商店街をパレード。アジアやアフリカ、南米などの国々の民族衣装が登場した。

来場者と交流する駐日ブルキナファソ大使館のテウェンデ・ポール・スィンガ臨時代理大使

ネパールの民族衣装を着てパレードに参加した保育園年少の園児(4)=同市=は「楽しかった。(衣装の)全部が好き」と笑顔。パレードの音楽は同市赤穂中学校吹奏楽部が担当した。

■大使館関係者ら市民と交流

この日は「第5回こまがね大使村まつり」(駒ケ根国際交流事業実行委員会主催)を併催。駐日ブルキナファソ大使館のテウェンデ・ポール・スィンガ臨時代理大使らが市民と交流した。同大使は「祭りが市民に根付いていることがよく分かる。JICA訓練所がまちに根付いた効果は大きい」と話した。大使館関係者の参加も4年ぶりだった。

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