「伊那八峰」今年は販売1万本

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産地ごとの銘柄がそろう地域ブランド芋焼酎「伊那八峰」シリーズの新酒

産地ごとの銘柄がそろう地域ブランド芋焼酎「伊那八峰」シリーズの新酒

上伊那地方8市町村で栽培されたサツマイモを原料に、産地ごとのオリジナル銘柄がそろう本格芋焼酎「伊那八峰」シリーズ13銘柄の新酒の取り扱いが23日から、上伊那地方の酒販店で始まった。シリーズ化11年目の芋焼酎で、蔵元の喜久水酒造(飯田市)は「香りも味も良いものになった」と話す。予約注文も順調で、今年の販売本数は1万本を超える見通しだ。生産者や酒販店などでつくる伊那八峰の会は22日夜、伊那市狐島のJA上伊那本所で新酒の試飲会を開き、出来栄えを確かめた。

遊休農地の解消と特産品づくり、地域活性化を目的に、上伊那8市町村の地域ブランドシリーズとして生産を始めたのが2006年。同会では焼酎に適した品種「黄金千貫」を栽培し、地域産の芋を使った独自銘柄で本格芋焼酎を売り出している。池上明会長=飯島町=は「10年が過ぎ、休耕地対策となり、市町村の特産品となり、特色ある焼酎として伊那谷に根付いてきた」と話す。

県酒類販売伊那支店によると、「伊那八峰」はシリーズ化初年の06年に1万5272本を売り上げたが、その後は減少へ。11年には6334本まで落ち込んだ。翌年から消費が増え始め、昨年は7635本。今年は予約分を含め、1万79本となり、大台突破が確実となった。竹本健一支店長は「もともと年配の皆さんには好まれたが、フルーティーな本格焼酎は若い人たちにも受け入れられている。地元のものだからと飲まれている感じがする」とV字回復の理由を推測する。

試飲会には約60人が参加した。会場には市町村ごとの独自銘柄や8市町村分をブレンドした「伊那八峰」、「美女ケ森」などの地域限定銘柄が並んだ。発売開始当初に仕込んだ11年熟成の原酒と、8年熟成の原酒をブレンドした「伊那八峰古酒」も飲み比べた。参加者は自分たちが栽培した芋が使われた銘柄を味わい、「こくがあり、香りもいい」と感想。最高級古酒を口にして「この焼酎なら、普段焼酎を飲まない人にも買おうと思ってもらえる」と話す人もいた。

上伊那地方の酒販店やA・コープ店などで販売する。発売地域や、販売店、販売数量が限られている商品もある。取扱店についての問い合わせは県酒販伊那支店(電話0265・72・2138)へ。

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