高遠町歴史博物館 上伊那小中学生の新聞展

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上伊那地方の小中学生がまとめた新聞が並ぶ会場

伊那市の高遠町歴史博物館は、小中学生が製作した新聞を集めた第81回特別展「上伊那郡市小中学生新聞展」を開いている。上伊那地方の29校から寄せられた児童生徒の作品約700点を展示。身近な出来事や地域課題、気になるニュースなどをテーマとし、子どもたちの視点でまとめた力作が並んでいる。11月12日まで。

中学校の授業や夏休み中の課題として製作している新聞を多くの人に見てもらおうと、2014年に始めた新聞展。当初は伊那市内の中学生社会科新聞展としてスタートしたが、16年から対象を上伊那地域の小中学校に広げ、各学校や教育委員会を通じて作品を募っている。

新聞のテーマは学校行事で学んだことや世界の国々、食べ物、身近な社会問題などさまざま。戦争体験者へのインタビューを交えて太平洋戦争の悲劇を伝えるものや米大リーグで活躍する大谷翔平選手に焦点を当てた記事など、調査や体験、取材を通じて知り得た情報を子どもたちの視点でまとめている。

同館は「当たり前と思ってしまうようなことも的確に捉えていて、大人が見ても新たな発見につながる」とし、来場を呼び掛けている。

入館料は一般400円、高校生以下無料。上伊那地方の小中学生の家族は入館無料とする。開館時間は午前9時~午後5時。11月6日は休館。会期中の11月3~5日には、関連イベントとして歴史クイズラリーや縁日、屋台の出店などがある「歴史わくわく教室・秋」も開く。問い合わせは同館(電話0265・94・4444)へ。

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