駒ケ根あんぽ柿 加工作業始まる

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生産が始まった駒ケ根あんぽ柿=JA上伊那駒ケ根東支所

駒ケ根市中沢と東伊那の竜東地区で生産する半生乾燥の干し柿「駒ケ根あんぽ柿」の出荷に向けた加工作業が、10月31日から始まった。生産者によると、今年は例年並みという約10トンの出荷を見込む。7日から12月中旬ごろまで、市内の農産物直売所や県外のアンテナショップなどで販売予定という。

竜東地区では特産化を目指し、柿生産者らでつくる「竜東あんぽ柿研究会」が2009年から生産に取り組んでいる。種がない品種の「平核無(ひらたねなし)」を地元で栽培して丸ごと加工し、添加物は使わずに、専用の機械で1週間ほど乾燥させる。果肉に水分を残して半生に仕上げるのが特徴で、通常の干し柿に比べて濃厚な甘みと滑らかな食感がより楽しめるという。

この日は地元住民15人が、同市のJA上伊那駒ケ根東支所で加工作業を実施。機械で皮をむいた柿のへたを手作業で取り除き、計1トン分ほどを手際よくトレーに並べて乾燥機に入れた。

研究会の木下重夫会長(72)は「とにかく甘くておいしい柿。種がないので料理にも使いやすい」とし、「まずはぜひ味わってみてほしい」と呼び掛けている。

1袋3~4個入り170グラムで税込み650円。

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