湖周すっぽり八ケ岳西麓へ 高ボッチ高原雲海

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諏訪湖と市街地を覆い、八ケ岳西麓方面に延びる雲海。幻想的なじゅうたん越しには雲に掛かりながらも富士山のシルエットが浮かんだ=10月31日午前5時25分、高ボッチ高原

塩尻、岡谷市境の高ボッチ高原で10月31日朝、諏訪湖周や八ケ岳西麓をすっぽり覆う雲海が見られた。全国的に知られる雲海スポット。県内外から大勢の写真愛好者が駆け付け、晩秋の幻想的な光景をカメラに収めた。

諏訪湖周の街の明かりがぜいたくに映し込めるポイントには20人以上が集まった。世界文化遺産の富士山には薄い雲が掛かって「残念」との声も聞かれたが、八ケ岳からの日の出を浴びて黄金色に輝く雲海を眺めたり、北アルプス方面を撮影したりして思い思いに朝活を楽しんでいた。

雲海は夜間から朝方にかけてよく晴れ、放射冷却が起こることが発生条件の一つ。塩尻市東山の国道20号から高ボッチへ向かう道路は災害復旧工事のため通行止めで、松本市との境にある崖の湯ルートがアクセス路となっている。

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