諏訪湖周サイクリングロード 新区間走り初め

LINEで送る
Pocket

整備が完了した岡谷市湊の諏訪湖周サイクリングロード・ジョギングロードで、走り初めをする地元の関係者や住民ら

県と岡谷市、諏訪市、下諏訪町が進めている「諏訪湖周サイクリングロード」整備事業で、県諏訪建設事務所は3日午前、工事が完了した岡谷市湊の小坂交差点~小田井交差点間(約1・6キロ)の供用を開始した。地元・小坂区と花岡区の住民らが新装のジョギングロードを含めて走り初めを行い、完成を祝った。県と湖周3市町は来年3月末までに全周約16キロを開通する目標を立てており、それぞれ残り区間の整備を進める。

既存のジョギングロードをサイクリングロードに再整備し、諏訪湖側にゴムチップ舗装のジョギングロードを新設した。道幅はともに3メートル。休憩機能を持たせる計画がある湊湖畔公園近くには、車約20台分の駐車場と駐輪スペースを設けた。

開通セレモニーで、同事務所の宮本吉寿整備課長は地元の理解と協力に感謝し、「1日も早い完成に向けて工事を進めていきたい」。花岡区の高橋祥二区長は全周16キロの早期開通を願い、小坂区の内田啓一副区長は設置工事が進む中央道・諏訪湖スマートインターチェンジにも触れ、「西街道の玄関口となり、(サイクリングロードとの)相乗効果で湊地区全体の活気につながれば」と期待を込めた。

走り初めに続いて午前9時半に一般開放されると、多くの住民や観光客らが諏訪湖や八ケ岳の眺め、紅葉を楽しみながら走った。父親と一緒にペダルをこいだ飯田市の小学2年の女子児童は「わくわくする。楽しい」と笑顔。健康長寿のために積極活用したいとの声も聞かれた。

湖周サイクリングロードは2016年度に基本計画を策定し、18年度から着工。完成区間から順に供用を開始している。県施工区間は諏訪湖ヨットハーバー~釜口水門の約6・6キロ(時計回り)で、小田井交差点~釜口水門の最終区間(1・4キロ)で現在工事を進めている。

おすすめ情報

PAGE TOP