メダリストらから児童ら走り学ぶ 茅野で教室

「秋のラン教室」で楽しみながら速く走る方法を学ぶ児童ら
諏訪6市町村を巡るスワコエイトピークストライアスロン大会の実行委員会は3日、「秋のラン教室」を茅野市運動公園陸上競技場で開いた。諏訪地域の小学1~6年生と保護者ら101人が参加し、ゲームなどで楽しみながら速く走る方法を学んだ。
同実行委は来年6月23日に開催予定の第2回大会に向け、諏訪地域で環境整備活動や運動教室などを実施。今回はスポーツ教室などを展開する「エスセンス」(埼玉県和光市)理事長の平田栄史さん(45)と東京パラリンピック(2021年)マラソン銅メダリストの永田務さん(39)をコーチに招いた。
前半では、走る際に使う筋肉のストレッチや片足でジャンプしながらさまざまな足の踏み方を試す練習を行った。平田さんは「足の裏全体で地面を押すように、足は真下に速く下ろす」「自分の体を前に運ぶ感覚が大切」などと呼び掛け、「長距離では足を柔らかく使い、体は楽にして走ると疲れにくい」と伝えた。
後半は永田さんが考案したマーカーコーンを取り合うゲームやミニ運動会を開催した。会場には永田さんが獲得した銅メダルが展示され、休憩時間に子どもたちが触ったり首に掛けて記念写真を撮ったりしていた。
富士見町本郷小学校4年の児童は「今までは長距離でも短距離と同じように走ってしまっていたので、新しい発見があった。学校のマラソン大会でタイムを縮められるようにしたい」と意気込んでいた。