長谷フェスにぎやか 食べて遊んで多彩な企画

伝統の踊りなどの披露があった長谷フェスの発表
コロナ禍で中止が続いていた伊那市長谷地区のイベントをリニューアルした「長谷フェス~南アルプスふるさと祭り」(同実行委員会主催)は5日、同地区の道の駅南アルプスむら長谷と南アルプス公園で開いた。食や体験コーナー、音楽発表など多彩な企画を展開。県内外から大勢が訪れ、紅葉が進む長谷の里山で食べて遊んでとにぎやかなひとときを過ごした。
長谷フェスは旧長谷村の頃から同地区最大のイベント「南アルプスふるさと祭り」として開いていたが、コロナ禍で中止に。区やPTAなどでつくる実行委員会が地域を盛り上げるため、装いを新たにして復活させた。
発表には長谷の小中学校や長谷太鼓創龍会が出演した。ざんざ節保存会は同地区に伝わる歌と踊りの「ざんざ節」を披露。馬を使い荷運びする人の姿などが歌い込まれているといい、来場者も演者の動きや歌詞に興味深げだった。
公園エリアには動物との触れ合いや、マウンテンバイクなどの体験コーナーも登場。飲食関係の出店やキッチンカーは道の駅一帯や公園に至る道路を歩行者天国にするなどして展開し、自慢の味を提供した。
池上直彦実行委員長は「大勢の方に来てもらえて大変うれしい。想像以上で客層も若返った感がある」とし「長谷のイベントとして子どもたちが楽しむことができ、農産物のPRにもなるよう続けていきたい」と話していた。