縄文文化に触れる 八ケ岳サイクリングツアー

茅野市役所を出発する八ケ岳サイクリングツアーの参加者
県諏訪地域振興局は5日、茅野、富士見、原の3市町村を舞台にした「縄文人を探せ!八ケ岳サイクリングツアー」を開いた。縄文文化に触れるモニターツアーで、県内外から10人が参加。約40キロのルートをガイドの案内で巡り、八ケ岳西麓を自転車で疾走しながら歴史や自然を楽しんだ。
ツアーは、同町の縄文文化を盛り上げている「縄文人ムサイさん」を探し出すゲームの要素を組み込んでいる。参加者はスマートフォンに送られる縄文人の目撃情報を頼りに、ガイドと一緒に走行。立ち寄り場所でアイテムやヒントを入手し、縄文の貫頭衣を着たムサイさんを探した。
茅野市役所を出発した参加者ら。2班に分かれて、茅野市の中ツ原遺跡や尖石縄文考古館、原村の八ケ岳美術館などを巡った。富士見町の井戸尻史跡公園に着くと、ムサイさんの姿が。無事に発見してゴールとなり、貫頭衣を着て全員で写真を撮った。
千葉県から参加した柴田由里さんは初めて自転車で原村や富士見町を走行。「道端を流れる小川や八ケ岳の眺望など自然がすてきだった。縄文文化にも興味があったので、説明を聞きながらの走行は楽しかった」と笑顔だった。