転職・移住者向けに就職説明会 諏訪地域合同

諏訪市文化センターで開いた諏訪地域合同の転職・移住者就職説明会
諏訪6市町村は5日、諏訪公共職業安定所、諏訪地域振興局などと協働で「転職・移住者就職説明会」を諏訪市文化センターで開いた。建設、製造、宿泊、不動産、医療福祉など、近く採用予定のある諏訪地域の事業所90社がブースを設け、就職希望者に個別面談形式で自社をPRした。
雇用促進による地域経済の活性化を目指し、年1回実施している。転職、移住を視野に入れた社会人やI・Uターン就職を希望する学生らが来場。事業所の担当者との面談を通じて仕事の内容や待遇、職場の雰囲気などに理解を深め、自身の将来像についてイメージを膨らませた。
移住相談コーナーでは、県外出身者が諏訪地域に住むに当たって実生活や住居に抱く疑問と不安を、諏訪圏移住交流推進事業連絡会の相談員が親身に相談に乗って解消に努めた。
京都の大学を今年卒業し、現在地元での就職を考えているという武井航希さん(23)=諏訪市=は「諏訪は地域柄、製造業や技術サービスの会社が集中している。自分もそういった職に就ければ」と意気込んでいた。
諏訪市商工課工業振興係の高橋直季係長は「新型コロナウイルス感染拡大が落ち着いた影響からか、近ごろは首都圏から移住を希望する相談が増えている」と説明。「地元企業とのマッチングを実現させ、産業の発展を目指していきたい」と語った。