岡工電気部 ロボット競技大会県勢初全国入賞

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全国大会で4位に入賞した岡谷工業高校電気部の部員とロボット

岡谷工業高校(岡谷市)の電気部(部員数34人)が、10月28、29の両日に福井市で開かれた第31回全国高校ロボット競技大会(文部科学省など主催)で4位に入賞した。同校によると、県内の高校が全国大会で入賞するのは初めて。部員らは「最高の結果を出せた」と喜んでいる。

同部は10月7日に下諏訪町で行われたROBOCON(ロボコン)IN信州のキャリーロボット競技で6年ぶりに優勝し、全国大会への切符をつかんだ。競技はリモコンで操作するリモコン型ロボットと事前にプログラムを組み込んだ自立型ロボットを使い、ペットボトルやテニスボールを指定された場所に移動させる内容。1チームは3人で、制限時間は3分間。

生徒らは4月上旬の規定発表後から、キャリー班(18人)を中心に機構、基板、プログラム、加工の4グループに分かれてロボットを製作。時間内に確実に課題をクリアできるよう、ロボットの動きや操縦の正確性を重視したという。他チームと同点の場合は機体が軽いチームが上位になるため、自立型ロボットの素材をアクリル天板から木材に変えるなど、試行錯誤を繰り返しながら本番に備えてきた。

全国大会には96校が出場。メンバーの2人がロボットをさまざまな角度から見て操縦者に声を掛けたことで、練習した通りに落ち着いて臨むことができたという。

3年の奥大地さんは「一つ一つの課題をクリアして作った機構を詰め込んだ機体で出場し、練習の成果を100%発揮できた」と笑顔。キャリー班班長の宮澤絆希さんは「岡工の歴史に残る結果が出せた」と部員一丸となってつかんだ好結果を喜んだ。

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