岡谷絹工房 18、19日「OPEN DAY」

ポスターを手に来場を呼び掛ける岡谷絹工房の会員
シルク文化を継承し、絹製品の開発や製作に取り組む岡谷市中央町の「きぬのふるさと岡谷絹工房」(小山町子代表)は18、19の両日、「アトリエOPEN DAY」を同工房がある旧山一林組製糸事務所(国登録有形文化財)で開く。同工房の会員が制作した作品を展示販売するほか、1921(大正10)年に建てられた同事務所の建物見学、コースターの機織りや草木染の体験を行う。
OPEN DAYは2019年から行い、コロナでの中止をはさんで今回で4回目。作品の展示販売では会員が機織り機で製作した着物や帯、手織りマフラー、草木染のストール、絹小物などが並ぶ。岡谷産の繭を宮坂製糸所(同市)で絹糸にして同工房で製作した”オール岡谷産シルク風呂敷”の受注販売も行う。
体験ではコースター機織りは各日20人で、料金は1000円。高校生、専門学校生、大学生を対象にした半額になる学割制度もある。草木染は岡谷産の楡でシルクストールを染める。各日とも午前10時からと午後1時からの2回で、定員は各回5人。料金は4000円。
今年7月に同工房2階に研究室を開設した慶応義塾大学藤田康範研究会は開発中の「岡谷シルクカードゲーム(仮称)」を初披露する。
両日は、国内最大級のハンドメイドマーケット「Creema(クリーマ)」が「クラフトキャラバン」を同市中央通り周辺で開催。同工房もクラフトキャラバンに出店する。
「OPEN DAY」の時間は午前9時~午後4時。問い合わせは火、土、日曜日に同工房(電話0266・24・2245)へ。